トヨタ カローラ (初代 ’66-’70):余裕ある性能と豪華さを重視した設計でベストセラーに [E1♯]




トヨタ カローラ 1966 E10/11

トヨタは1966年11月に、「パブリカ」と「コロナ」の間を埋める新型大衆車「カローラ1100」を発売しました。合理主義で設計されたパブリカが商業的に十分な成功が収められなかった反省から、余裕ある性能や豪華さが追及されると共に、全ての要素において平均点以上を実現する「80点主義」の設計思想が貫かれました。結果、半年前にデビューしたライバルの「日産・サニー」を凌ぐベストセラーカーとなりました。

サニーより一回り大きいボディ

トヨタ カローラ 1966 E10/11

ボディはモノコック構造で、ボディタイプは当初2ドアセダンのみが用意されました。スタイリングは直線基調のサニーとは対照的に、曲線を取り入れたグラマラスなフォルムが特徴でした。ボディサイズは全長3,845mm×全幅1,485mm×全高1,380mmで、サニーよりも若干大きく、ホイールベースも僅かに長い2,285mm、車両重量は50~60kg程重い690~710kgでした。

トヨタ カローラ 1966 E10/11

サスペンション形式は、フロントはパブリカやサニーがダブルウィッシュボーン式であったのに対し、国産乗用車初のマクファーソンストラット式が採用されました。一方リアは、コンベンショナルなリジッド・リーフ式でした。ブレーキは4輪ドラム式で、駆動方式はパブリカやサニー同様、当時の国産乗用車で一般的だったFRが採用されました。

プラス100ccの余裕

エンジンは、サニーよりも排気量が100cc(正確には89cc)大きい水冷1.1L直4OHVシングルキャブレター仕様のK型が採用されました。スペックは最高出力60ps/最大トルク8.5kgmで、排気量が大きい分サニーを上回り、「プラス100ccの余裕」のキャッチフレーズでその優位性が謳われました。トランスミッションは4速フロア式MTを採用し、当初3速コラム式MTのみの設定だったサニーに対し差別化が図られました。

トヨタ カローラ バン 1966

発売当初のグレード体系は、下から「スタンダード」「スペシャル」「デラックス」の3タイプでした。そして翌1967年5月に、4ドアセダンと3ドアライトバンが追加されると共に、2速トルコン式AT「トヨグライド」仕様が設定されました。次いで1968年3月の仕様変更で、インパネのソフトパッド化や2スピードワイパーの採用、3速コラム式MT仕様の追加などが行われました。

高性能エンジンを追加

同時に、K型をツインキャブレター化したK-B型エンジン(最高出力73ps最大トルク9kgm)を搭載し、フロントディスクブレーキとタコメーターを装備するスポーティグレード「SL」と、それと同一仕様の2ドアクーペ「カローラスプリンター」が追加されました。続いて翌1969年2月のマイナーチェンジで、内外装の意匠変更が行われました。

トヨタ カローラ スプリンター 1966 E15

同時に、衝撃吸収ステアリングや部分強化ガラスの採用、ヘッドレストの追加など安全装備の強化が図られた他、K型の圧縮比を高めたK-D型エンジン(最高出力64ps/最大トルク8.7kgm)を搭載し、フロントディスクブレーキと木目調インパネを採用した上級グレード「ハイデラックス」が追加されました。次いで1969年9月の一部改良により、エンジンが1.2Lの3K型シリーズに置換されました。

スペックは、シングルキャブレター仕様の3K型が最高出力68ps/最大トルク9.5kgm、同高圧縮比仕様の3K-D型が最高出力73ps/最大トルク9.6kgm、ツインキャブレター仕様の3K-B型が最高出力77ps/最大トルク9.6kgmでした。同時に、唯一横置きリーフ式を採用していたライトバンのフロントサスペンションが、マクファーソンストラット式に変更されました。

そして1970年5月にフルモデルチェンジが実施され、2代目E2♯型に移行しました。

Source: びぃくるず

トヨタ カローラ (2代目 ’70-’77):先代からボディサイズや排気量を拡大し上級志向に [E2♯]

トヨタ カローラ 4drセダン 1970 KE20

1966年に初代モデルが発売されたトヨタの大衆車「カローラ」は、1970年5月に初のフルモデルチェンジを受け、2代目モデルに移行しました。基本的なコンセプトやメカニズムは踏襲されたものの、ライバル車「サニー」への対抗意識もあり先代からボディが一回り拡大されると共に、追って排気量の大きいエンジンが追加されるなど、上級志向を強めたモデルとなりました。

ボディタイプは5種類に

ボディタイプは、先代同様の2ドア/4ドアセダン及び3ドアライトバンに、2ドアクーペと5ドアライトバンを加えた全5タイプが用意されました。スタイリングは先代のイメージを受け継ぎながらも、より曲線的なフォルムに変貌しました。ボディサイズは、セダンで全長3,945mm×全幅1,505mm×全高1,375mmで、先代から全長が100mm、全幅が20mm拡大されました。

トヨタ カローラ 4drセダン 1970 KE20

又、ホイールベースは50mm延長され2,335mmとなりました。サスペンション形式は、先代同様のフロント:マクファーソンストラット式/リア:リジッド・リーフ式が踏襲され、駆動方式も引き続きFRが採用されました。発売当初用意されたエンジンは、先代からキャリオーバーされた1.2L直4OHVの3K型シリーズで、トランスミッションは4速MTと2速トルコン式ATが設定されました。

トヨタ カローラ 2drセダン 1970 KE20

エンジンのスペックは先代から変更はなく、シングルキャブレター仕様の3K型が最高出力68ps/最大トルク9.5kgm、同高圧縮比仕様の3K-D型が最高出力73ps/最大トルク9.6kgm、ツインキャブレター・ハイオク仕様の3K-B型が最高出力77ps/最大トルク9.6kgm、同レギュラー仕様の3K-BR型が最高出力74ps/最大トルク9.5kgmでした。装備面では、新たに盗難防止ハンドルロック機構やチャイルドロック内蔵リアドアなどが採用されました。



1.4L車と1.6L車を追加

発売当初のグレード体系は、下から3K型エンジン搭載の「スタンダード」「デラックス」、3K-D型エンジン搭載の「ハイデラックス」、3K-B型エンジン搭載の「SL」の4タイプで、ハイデラックス以上にフロントディスクブレーキや熱線リアウィンドウデフォッガーが、SLにラジアルタイヤが装備されました。そして同年9月に、1.4L直4OHVのT型エンジン系を搭載する「1400」シリーズが追加されました。

トヨタ カローラ クーペ 1970

当初はシングルキャブレター仕様のみで、最高出力86ps/最大トルク12kgmのT型と、最高出力を90psにアップした「1400SL」用のT-D型がラインナップされました。次いで1971年4月に、1400SLのエンジンがT型をツインキャブレター化したハイオク仕様のT-B型(最高出力95ps/最大トルク12.3kgm)及び同レギュラー仕様のT-BR型(最高出力91ps/最大トルク12kgm)に置換されました。

トヨタ カローラ クーペ 1970

同時に、同エンジンを搭載し、7連メーターやハードサスペンションを採用した「1400SR」が追加されました。追って同年8月に初のマイナーチェンジを受け、フロントグリルやリアコンビネーションランプの意匠変更が行われました。次いで1972年3月に、1.6L直4DOHCハイオク仕様の2T-G型エンジン(最高出115ps/最大トルク14.5kgm)及び同レギュラー仕様の2T-GR型エンジン(最高出110ps/最大トルク14kgm)を搭載する「レビン」が追加されました。

更に同年8月実施の2度目のマイナーチェンジにより、フェイスリフトと共に3K-B型エンジンを搭載する「1200SR」が追加されました。次いで1973年4月に、1.6L直4OHVハイオク仕様の2T-B型エンジン(最高出力105ps/最大トルク14.2kgm)及び同レギュラー仕様お2T-BR型エンジン(最高出力100ps/最大トルク13.9kgm)を搭載するクーペ「レビンJ」「1600SR」「1600SL」及びセダン「1600SL」が追加されました。

同時に、1.2L/1.4L車は昭和48年排出ガス規制適合となりました。追って同年6月に、ハイデラックスに5速MT車が追加されました。そして1974年4月に後継モデルの「カローラ30」がデビューした事に伴い、1.4L/1.6L車が生産終了となったものの、1.2L車の下級グレードはエンジンをカローラ30と共通の3K-H型(最高出力71ps/最大トルク9.7kgm)に置換した上で販売が継続されました。

そして1977年12月に、全車生産終了となりました。

Source: びぃくるず

トヨタ カローラ (3代目 ’74-’79):先代からのキープコンセプトで排ガス規制対応に注力 [E3♯]

トヨタ カローラ 4drセダン 1974

1966年に初代モデルが発売されたトヨタの大衆車「カローラ」は、1974年4月実施の4年ぶり2度目のフルモデルチェンジにより、3代目モデルが登場しました。当初は先代の一部モデルが併売された為、区別する為に「カローラ30」と名乗っていました。基本設計は先代からのキープコンセプトで目新しい要素は少なく、主に排出ガス規制のクリアに力が注がれました。

ボディはワゴンとハードトップも用意

トヨタ カローラ 2drハードトップ 1974

ボディタイプは発売当初、先代同様の2ドア/4ドアセダン及び3ドア/5ドアライトバンに、5ドアワゴンと2ドアクーペに代わって設定された2ドアハードトップを加えた全6タイプが用意されました。ボディサイズはセダンで全長3,995mm×全幅1,570mm×全高1,375mmで、先代から全長が50mm、全幅が65mm拡大され、ホイールベースは35mm延長され2,370mmとなりました。

トヨタ カローラ バン 1974

駆動方式はFRが踏襲され、発売当初用意されたエンジンは、1.2L直4OHVシングルキャブの3K-H型、同ツインキャブの3K-B型、1.4L直4OHVシングルキャブのT型、同ツインキャブのT-BR型、1.6L直4OHVシングルキャブの2T型、同ツインキャブの2T-BR型、1.6L直4DOHCツインキャブ・ハイオク仕様の2T-G型、同レギュラー仕様の2T-GR型の全8種類でした。

トヨタ カローラ 4drセダン 1974

最高出力/最大トルクは、それぞれ71ps/9.7kgm、74ps/9.5kgm、86ps/12kgm、91ps/12kgm、100ps/13.7kgm、105ps/14.2kgm、115ps/14.5kgm、110ps/14kgmでした。トランスミッションは、4速/5速MT及び2速/3速トルコン式ATが設定されました。又、サスペンション形式は先代同様のフロント:マクファーソンストラット式/リア:リジッド・リーフ式が踏襲されました。

トヨタ カローラ 4drセダン 1974

グレード体系は、1.2Lが「スタンダード」「デラックス」「ハイデラックス」「SL」「SR」、1.4Lが「デラックス」「ハイデラックス」「SL」、1.6Lが「ハイデラックス」「GSL」「レビン」というラインナップでした。装備面では、全車に非常用ロックメカニズム内蔵ELRシートベルトや間欠ワイパーなどが採用された他、ハイデラックス以上のグレードにフロント・ディスクブレーキが装備されました。

強化される排出ガス規制を次々とクリア

そして1975年1月にハイオク仕様の2T-G型エンジンが廃止され、同年11月には昭和50年排出ガス規制への適合を主とした一部改良により、1.4L/1.6L車のエンジンがTTC-C方式のT-U型(最高出力78ps/最大トルク11.2kgm)及び2T-U型(最高出力90ps/最大トルク13kgm)に置換されました。同時に、同規制をクリア出来なかった2T-GR型エンジンを搭載するレビンは一旦生産中止となりました。

次いで1976年1月に、3ドアハッチバックボディの「リフトバック」が追加されました。同時に、1.2L車のエンジンが昭和51年排出ガス規制適合の3K-U型(最高出力64ps/最大トルク9.2kgm)に置換された他、新たに1.6L TTC-L方式の12T型エンジン(最高出力85ps/最大トルク12.5kgm)搭載車が追加されました。追って同年4月には、2T-U型エンジンが昭和51年排出ガス規制に適合しました。

レビンが復活

次いで1977年1月のマイナーチェンジにより、全車昭和51年排出ガス規制に適合すると共に、4ドアセダン/2ドアハードトップのエクステリアデザインの変更、「スプリンタークーペ」のボディを流用した2ドアクーペの追加、1.6L直4DOHC EFI仕様の2T-GEU型エンジン(最高出110ps/最大トルク14.5kgm)搭載のクーペ「レビン」の復活及びリフトバック「GT」の追加が行われました。

トヨタ カローラレビン 1977

続いて同年8月に、1.6L OHVエンジンMT車のエンジンが、昭和53年排出ガス規制適合の12T-U型(最高出力88ps/最大トルク13.3kgm)に置換されました。更に同年10月には、1.2L MT車のエンジンが昭和53年排出ガス規制に適合した1.3Lの4K-U型(最高出力72ps/最大トルク10.5kgm)に置換されました。

次いで1978年5月に実施された2度目のマイナーチェンジにより、フェイスリフトと共に全車昭和53年排出ガス規制に適合しました。そして1979年3月にフルモデルチェンジが実施され、4代目E7♯型に移行しました。

Source: びぃくるず




トヨタ カローラ (4代目 ’79-’87):先代からリアサスペンションやブレーキをアップグレード [E7♯]

トヨタ カローラ 4drセダン 1979

1966年に初代モデルが発売されたトヨタの大衆車「カローラ」は、1979年3月に5年ぶり3度目のフルモデルチェンジを実施し、4代目モデルに移行しました。一部モデルを除き、初代モデル以来踏襲され続けてきた旧式なリアサスペンションがリニューアルされた他、全車にフロント・ディスクブレーキが標準化されるなど、仕様の近代化が図られました。

初期型は丸形4灯式ヘッドランプを採用

発売当初のボディタイプは、先代同様の2ドア/4ドアセダン、3ドアリフトバック、2ドアハードトップと、それまでの2ドアクーペに代わって設定された3ドアハッチバッククーペを加えた全5タイプが用意されました。スタイリングは直線基調のフォルムに一新されると共に、カローラ史上唯一となる丸型4灯式ヘッドランプが採用されました。

トヨタ カローラ 4drセダン 1979

ボディサイズはセダンで全長4,050mm×全幅1,610mm×全高1,385mmとなり、先代から45mm×40mm×10mm拡大され、ホイールベースは30mm延長され2,400mmとなりました。駆動方式はFRを踏襲し、発売当初用意されたエンジンは、先代からキャリーバーされた1.3L直4OHVの4K-U型及び1.6L直4DOHCの2T-GEU型に、1.5L直4SOHCの3A-U型を加えた3種類でした。

トヨタ カローラ 4drセダン 1979

最高出力/最大トルクは、それぞれ72ps/10.5kgm、110ps/14.5kgm、83ps/12kgmとなり、トランスミッションは先代同様4速/5速MT及び2速/3速トルコン式ATが設定されました。又、サスペンション形式はフロントが全車先代同様のマクファーソンストラット式で、リアは2ドアセダンのみリジッド・リーフ式を踏襲し、それ以外は4リンク・コイル式が採用されました。

M/Cでレーザーエンジンに置換

そして同年8月に、1.8L直4OHVの13T-U型エンジン(最高出力95ps/最大トルク15kgm)搭載車が追加されると共に、先代モデルのまま販売されていたライトバンがフルモデルチェンジを受けラインナップに加わりました。次いで1981年8月のマイナーチェンジでフェイスリフトが実施され、ヘッドランプが角形2灯式に変更されました。

トヨタ カローラ 4drセダン 1979

同時に、1.3L/1.5L車のエンジンが改良型の「LASRE(レーザー)」エンジンに置換されると共に、1.8L車は廃止されました。続いて1982年2月に、カローラ史上初のディーゼル車となる1.8L直4SOHCの1C型エンジン(最高出力65ps/最大トルク11.5kgm)搭載車が追加されました。更に同年5月には、ワゴンが追加されました。

トヨタ カローラ バン 1983

そして1983年5月に、カローラフィールダーとライトバンを除きフルモデルチェンジが実施され、5代目E8♯型に移行しました。ワゴン及びライトバンは、1987年8月まで生産が継続された後次期モデルにバトンタッチされました。

Source: びぃくるず

トヨタ カローラ (5代目 ’83-’87):セダン系がFF方式に変更されると共に4輪独立懸架を採用 [E8♯]

トヨタ カローラ 1983

1966年に初代モデルが発売されたトヨタの大衆車「カローラ」は、1983年5月に4年ぶり4度目のフルモデルチェンジを実施し、5代目モデルに移行しました。セダン系の駆動方式が、居住性改善を目的として従来のFRからFFに変更された事が最大のトピックとなりました。一方、クーペ系はハンドリングを重視し従来通りのFRを踏襲した為、カローラ史上唯一FFとFRが混在するバリエーション体系となりました。

セダン系のボディは2タイプに

セダン系のボディタイプは、先代に設定のあった2ドアセダンと3ドアリフトバックが廃止され、4ドアセダンと新設定された5ドアリフトバックの2本立てとなりました。一方、「カローラレビン」を名乗るクーペ系は、先代同様の3ドアハッチバッククーペと、センターピラー付となった2ドアクーペのラインナップとなりました。又、ワゴンとバンは、先代モデルのまま販売が継続されました。

トヨタ カローラレビン GT-Apex 3dr 1983

セダンのボディサイズは全長4,135mm×全幅1,635mm×全高1,385mmで、先代から全長が85mm、全幅が25mm拡大された一方、ホイールベースは同一の2,400mmでした。サスペンション形式は、セダン系は4輪ストラット式採用によるカローラ史上初の4輪独立懸架となり、クーペ系は先代同様のフロント:ストラット式/リア:4リンク・リジッド式が踏襲されました。

先代からエンジンを一新

エンジンは先代から一新され、セダン系にはまず1.3L直4SOHCの2A-LU型、1.5L直4SOHCの3A-LU型、1.6L直4SOHCの4A-ELU型(当初5ドアリフトバックのみに設定)の3種のガソリンユニットと、1.8L直4SOHCディーゼルの1C-L型が用意されました。トランスミッションは、4速/5速MT及び3速/4速トルコン式ATが設定されました。

トヨタ カローラ 5dr ZX 1983

装備面では、新たに定速走行を可能とするオートドライブやデジタルタコメーターが設定された事が特徴でした。追って同年10月に、4ドアセダンにも4A-ELU型エンジン搭載車が設定されました。次いで1984年1月の一部改良でエクステリアの一部が変更された他、ドアミラーが電動リモコン式に変更されました。同時に、1.5L車に4速トルコン式ATが設定されました。

トヨタ カローラ 5dr ZX 1983

続いて同年10月に、4ドアセダンに1.6L直4DOHCの4A-GELU型エンジンを搭載するスポーティグレード「1600GT TWINCAM16」が追加されました。トランスミッションは、5速MTと4速トルコン式ATが設定されました。次いで1985年5月のマイナーチェンジでフェイスリフトが実施されると共に、1.3L車のエンジンが新開発の2E-LU型に置換されました。

トヨタ カローラ 5dr ZX 1983

そして1987年5月にセダン/レビンの、追って8月にワゴン/ライトバンのフルモデルチェンジが実施され、6代目E9♯型に移行しました。

Source: びぃくるず

トヨタ カローラ (6代目 ’87-’91):ハイメカツインカム車やフルタイム4WD車を設定 [E9♯]

トヨタ カローラ 1987

1966年に初代モデルが発売されたトヨタの大衆車「カローラ」は、1987年5月に4年ぶり5度目のフルモデルチェンジを実施し、6代目モデルに移行しました。セダン系は先代からのキープコンセプトであったものの、クーペの「レビン」系はFR方式からセダン系と同様のFF方式に変更されました。又、セダン系にハイメカツインカム車やフルタイム4WD車が設定された事も特徴でした。

カローラ本体は4ドアセダンとバンのみに

発売当初のボディタイプは、先代に設定のあった5ドアリフトバックが廃止された事により、カローラ本体としては4ドアセダンとのみとなりました。又、レビン系も3ドアハッチバッククーペが廃止になり、2ドアクーペに一本化されました。セダンのスタイリングは、先代のボクシーなイメージを受け継ぎながらも若干丸みを帯びたフォルムとなりました。

トヨタ カローラ 1987

セダンのボディサイズは全長4,195mm×全幅1,655mm×全高1,365mmで、先代から全長が60mm、全幅が20mm拡大され、全高は20mm低くなりました。又、ホイールベースは30mm延長され2,430mmとなりました。駆動方式は当初はFFのみの設定で、サスペンションは先代同様の4輪ストラット式による4輪独立懸架方式が踏襲されました。

トヨタ カローラ 1987

エンジンは先代から一新され、セダンにはまず1.3L直4SOHCの2E-LU型、1.5L直4DOHC「ハイメカツインカム」の5A-F型、1.6L直4DOHC「スポーツツインカム」の4A-GE型の3種のガソリンユニットが用意されました。トランスミッションは先代同様、4速/5速MT及び3速/4速トルコン式ATが設定されました。

トヨタ カローラ 1987

そして同年8月に、旧型のまま販売が継続されていたワゴンとライトバンがフルモデルチェンジを受けE9♯型となりました。同時に、セダンにトレーリグリンク式リアサスペンションを採用するフルタイム4WD車が追加されました。4WDの方式はMT車とAT車で異なり、前者は機械式、後者は電子制御油圧式が採用されました。

M/Cで1.3L車を除き電子燃料噴射仕様に

次いで1988年5月の一部改良で、5A-F型を電子燃料噴射化した5A-FE型エンジン及び1.8L直4SOHCディーゼルの1C-Ⅱ型エンジン搭載車が追加されました。次いで1989年5月実施のマイナーチェンジにより、バンパー形状形状が変更され全長が4,235mmとなりました。同時にエンジンのラインナップが変更され、1.3L車を除き全車電子燃料噴射仕様となりました。

トヨタ カローラ バン 1987

変更内容の詳細は、1.3Lの2E-LU型が電子制御キャブレター仕様に、1.8Lディーゼルの1C-Ⅱ型が電子燃料噴射仕様の1C-Ⅲ型に置換された他、1.5Lハイメカツインカムの5A-FHE型及び2L直4SOHCディーゼルの2C-L型搭載車が追加されました。そして1991年6月にセダン/レビンが、追って9月にワゴン/ライトバンがフルモデルチェンジを受け、7代目E10♯型に移行しました。

Source: びぃくるず

トヨタ カローラ (7代目 ’91-’02):全車4輪独立懸架となり、安全性能も向上 [E10♯]

トヨタ カローラ 1991

1966年に初代モデルが発売されたトヨタの大衆車「カローラ」は、1991年6月に4年ぶり6度目のフルモデルチェンジを実施し、7代目モデルに移行しました。先代ではフルタイム4WD車はリアサスペンションがリジッド式であったのに対し、このモデルから全車4輪独立懸架式となりました。又、サイドドアビームの採用など衝突安全性能が強化された事も特徴でした。

先代からボディサイズを拡大

当初のボディタイプは、4ドアセダンと2ドアクーペ「レビン」の2タイプでした。スタイリングは、先代のボクシーなイメージから一転し、曲線的かつ伸びやかなフォルムに変貌しました。セダンのボディサイズは全長4,270mm×全幅1,680mm×全高1,380mmで、先代からそれぞれ35mm×25mm×15mm拡大されました。ホイールベースは35mm延長され2,465mmとなり、車両重量も若干増加し930~1,150kgとなりました。

トヨタ カローラ 1991

発売当初用意されたエンジンは、1.3L直4DOHCの4E-FE型(最高出力100ps/最大トルク11.8kgm)、1.5L直4DOHCの5A-FE型(最高出力105ps/最大トルク13.8kgm)、1.6L直4DOHC16Vの4A-FE型(最高出力115ps/最大トルク15kgm)、同20Vの4A-GE型(最高出力160ps/最大トルク16.5kgm)のガソリン4種類と、2L直4SOHCディーゼルの2-Ⅲ型(最高出力73ps/最大トルク13.5kgm)でした。

 

トランスミッションは先代同様、4速/5速MT及び3速/4速トルコン式ATが設定され、駆動方式は当初FFのみの設定でした。グレード体系は、1.3Lが「DX」「LX」「XE」、1.5Lと2Lディーゼルが前記グレード+「SE-L」、1.6L 16Vが「SE-G」、同20Vが「GT」でした。そして同年9月に、ワゴンとライトバンがフルモデルチェンジを受けE10♯型となりました。

M/Cでエクステリアデザイン変更などを実施

次いで翌10月に、1.6L 16V車及び2Lディーゼル車にフルタイム4WD仕様が追加されました。続いて1992年5月の一部改良で装備の充実が図られると同時に、「SE-L」が「SEリミテッド」のグレード名に変更されました。続いて1993年5月のマイナーチェンジで、フロントグリルやバンパー、リアコンビネーションランプの意匠変更や、新色の追加、装備の見直しが行われました。

トヨタ カローラ 1991

同時に4E-FE型エンジンのセッティングが変更され、スペックが最高出力97ps/最大トルク11.5kgmとなりました。又、グレード体系も一部見直され、「LX」に代わり「LXリミテッド」「LXリミテッド ビジネスパッケージ」が設定されました。次いで1994年10月に、2L直4DOHCの3S-GE型エンジン(最高出力180ps/最大トルク19.5kgm)を搭載し、専用のエクステリアや足回りが備わるコンプリートカー「TRD2000」が発売されました。

トヨタ カローラ 1991

そして1995年5月にセダン/レビンがフルモデルチェンジを受け、8代目E11♯型に移行しました。ワゴン/ライトバンはその後もE10♯型のまま生産が継続され、ワゴンは2000年8月に「カローラフィールダー」に、ライトバンは2002年7月に「プロボックス」に後を譲り生産終了となりました。

Source: びぃくるず

トヨタ カローラ (8代目 ’95-’00):先代から衝突安全性能や安全装備を強化 [E11♯]

トヨタ カローラ 1.5SE Saloon 1995

1966年に初代モデルが発売されたトヨタの大衆車「カローラ」は、1995年5月に4年ぶり7度目のフルモデルチェンジを実施し、8代目モデルに移行しました。バブル崩壊後の設計である為、先代から随所でコストダウンが行われたものの、後に内外装の質感向上や衝突安全性能・安全装備の強化が図られるなど、商品力が改善されました。

先代からボディサイズを拡大しつつ軽量化

ボディタイプは4ドアセダンと2ドアクーペ「レビン」の2タイプのみで、ワゴンとライトバンは先代モデルのまま販売が継続されました。セダンのボディサイズは全長4,285mm×全幅1,685mm×全高1,385~1,400mmで、先代からそれぞれ15mm×5mm×5mm拡大されました。ホイールベースは同一の2,465mmで、車両重量は若干軽量化され910~1,190kgとなりました。

トヨタ カローラ 1.6 GT 1997

駆動方式は先代同様FFとフルタイム4WDが設定され、発売当初用意されたエンジンは1.3L直4DOHCの4E-FE型(最高出力88ps/最大トルク11.8kgm)、1.5L直4DOHCの5A-FE型(最高出力100ps/最大トルク14kgm)、1.6L直4DOHCの4A-FE型(最高出力115ps/最大トルク15kgm)のガソリン3種類と、2L直4SOHCディーゼルの2C-Ⅲ型(最高出力73ps/最大トルク13.2kgm)でした。

トヨタ カローラ 1.6 GT 1997

トランスミッションは先代同様、4速/5速MT及び3速/4速トルコン式ATが設定されました。又、サスペション形式は先代同様の4輪ストラット式が踏襲されました。当初のグレード体系は、1.3Lが「DX」「LX」「XEサルーン」、1.5Lと2Lディーゼルが「DX」「LX」「XEサルーン」「SEサルーン」「SEサルーンGパッケージ」、1.6Lが「LX」「XEサルーン」「Sクルーズ」「SEサルーン」「SEサルーンGパッケージ」でした。

M/Cで衝突安全ボディ「GOA」を採用

そして1996年5月の一部改良で、運転席SRSエアバッグシステムとABSの標準化、内外装の質感改善が行われました。次いで1997年4月実施のマイナーチェンジで、エクステリアデザインの刷新やインテリアの質感向上などと共に、衝突安全ボディ「GOA」の採用や助手席SRSエアバッグシステムとプリテンショナー&フォースリミッター付きシートベルトの標準化が行われました。

トヨタ カローラ 1.6 GT 1997

同時に、フルモデルチェンジと共にカタログ落ちしていた1.6L直4DOHC20Vの4A-GE型エンジン(最高出力165ps/最大トルク16.5kgm)搭載の「GT」が、6速MTとの組み合わせで復活しました。次いで1998年4月の一部改良では、ガソリン全車が平成10年アイドリング規制に適合した他、ディーゼル車のエンジンが2.2L直4SOHCの3C-E型(最高出力79ps/最大トルク15kgm)に置換されました。

トヨタ カローラ 1997

そして2000年8月に、セダンのみフルモデルチェンジにより9代目E12/E13♯型に移行し、レビンはそのまま生産終了となりラインナップから消滅しました。

Source: びぃくるず

トヨタ カローラ (9代目 ’00-’06):プラットフォームやパワートレインを一新 [E12/13♯]

トヨタ カローラ 2000

1966年に初代モデルが発売されたトヨタの大衆車「カローラ」は、2000年8月に5年ぶり8度目のフルモデルチェンジを実施し、9代目モデルに移行しました。先代からプラットフォームやガソリン車のパワートレインを一新すると共に、スタイリングも大幅な路線変更を行うなど、様々な点で新世紀に相応しい革新的なモデルとなりました。

欧州仕込みのスタイリング

ボディタイプは、ステーションワゴンが「カローラフィールダー」として独立した為、4ドアセダンに一本化されました。ボディのデザインは欧州のデザインスタジオで手掛けられ、それまでの同車のイメージを覆す塊感のあるフォルムに変貌すると共に、Cd値0.29の優れた空力特性が実現されました。ボディサイズは初期型で全長4,365mm×全幅1,695mm×全高1,470~1,480mmで、先代から一回り拡大されました。

トヨタ カローラ 2000

又、ホイールベースも135mm延長され2,600mmとなった一方で、車両重量はほぼ同等の1,010~1,190kgに抑えられていました。駆動方式は先代同様FFとフルタイム4WDが設定され、サスペンション型式は先代の4輪ストラット式に対し、リアがFF車はトーションビーム式に、4WD車はダブルウィッシュボーン式にそれぞれ変更されました。

エンジンは4種類をラインナップ

エンジンはガソリン直4DOHC VVT-i仕様の1.3L/1.5L/1.8Lと、先代からキャリオーバーされた2.2L直4SOHCディーゼルが設定されました。最高出力/最大トルクは、1.3Lの2NZ-FE型が88ps/12.5kgm、1.5Lの1NZ-FE型FF用が110ps/14.6kgm、同4WD用が105ps/14.1kgm、1.8Lの1ZZ-FE型FF用が136ps/17.4kgm、同4WD用が125ps/16.4kgm、2.2Lディーゼルの3C-E型が79ps/15kgmでした。

トヨタ カローラ 2000

トランスミッションは4速トルコン式ATの他、FF車には5速MTも用意されました。当初のグレード体系は、1.3L/1.5L/2.2Lディーゼルにベースグレード「X」が、1.5L/2.2Lディーゼルに上級グレード「G」が、1.8Lに最上級グレード「ラグゼール」及びボイスナビが備わる「ラグゼール ナビエディション」が設定されました。

トヨタ カローラ 2000

安全装備面では、SRSデュアルエアバッグシステム、EBD付きABS、ブレーキアシスト、プリテンショナー&フォースリミッター付きシートベルトが全車に標準装備されました。そして2001年10月の一部改良で仕様向上が図られた他、ラグゼールに本革シートが備わる「プレミアムエディション」が追加されました。

トヨタ カローラ フィールダー 2000

次いで2002年9月のマイナーチェンジで内外装デザインの変更が行われると共に、装備を簡略化したエントリーグレード「Xアシスタパッケージ」が追加されました。続いて2004年4月実施の2度目のマイナーチェンジでは、再び内外装デザインが変更されると共に、装備の充実化や1.5L車の燃費向上、1.8L車の操縦安定性向上が図られました。

次いで同年12月の一部改良で、1.5L AT車が「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」を取得しました。そして2006年10月実施のフルモデルチェンジにより、10代目となるE14♯型「カローラアクシオ」にバトンが渡されました。

Source: びぃくるず

トヨタ カローラアクシオ (10代目 ’06-’12):キープコンセプトながらサブネームが付加され、燃費が向上 [E14♯]

トヨタ カローラ アクシオ 2006

1966年に初代モデルが発売されたトヨタの大衆車「カローラ」は、2006年10月に6年ぶり9度目のフルモデルチェンジを実施し、10代目モデルに移行しました。この代から「アクシオ」のサブネームが付加されものの、基本コンセプトに大きな変更はなく、プラットフォームも先代をベースとした物が使用されました。

エンジンは整理され2種類に

ボディタイプは先代同様4ドアセダンのみの設定で、スタイリングは先代よりややアグレッシブな造形となりました。又、Cd値0.29の空力性能は先代と同一でした。ボディサイズは全長4,410mm×全幅1,695mm×全高1,460~1,470mmで、全高が10mm低くなった以外は先代後期型と同一であり、ホイールベースも不変の2,600mmでした。一方車両重量は70~90kg程増加し、1,100~1,270kgとなりました。

トヨタ カローラ アクシオ 2006

駆動方式は先代同様FFとフルタイム4WDが設定され、サスペンション型式もフロント:ストラット式/リア:トーションビーム式(FF車)・ダブルウィッシュボーン式(4WD車)が踏襲されました。エンジンは1.3Lガソリンと2.2Lディーゼルが廃止され、先代から受け継がれた1.5L直4DOHC VVT-iの1NZ-FE型と、新開発された1.8L直4DOHC Dual VVT-iの2ZR-FE型の2種類に整理されました。

トヨタ カローラ アクシオ 2006

最高出力/最大トルクは、1NZ-FE型FF用が110ps/14.3kgm、同4WD用が105ps/13.8kgm、2ZR-FE型FF用が136ps/17.9kgm、同4WD用が125ps/16.6kgmでした。トランスミッションは、それまでの4速トルコン式ATに代わりカローラ史上初となるCVTが採用された他、1.5L FF車には引き続き5速MTも用意されました。

改良を受け燃費が向上

グレード体系は、1.5L/1.8L共通グレードとして標準グレード「X」及び上級グレード「G」が、1.8L専用グレードとして「ラグゼール」及び「ラグゼールαエディション」が設定されました。装備面では、発売当初全車にバックモニターが標準装備された事が目新しい点でした。そして2008年10月のマイナーチェンジで、フロントマスクやリアコンビネーションランプの意匠変更が行われました。

トヨタ カローラ アクシオ 2006

同時に1.8L車の運転席に快適温熱シートが採用された他、内装の質感向上が図られました。その他、装備の見直し(一部グレードを除きバックモニターのオプション化)や、装備を簡略化したエントリーグレード「Xビジネスパッケージ」の設定などが行われました。次いで2009年10月の一部改良で、1.5L FF CVT車の燃費が0.4km/L(10.15モード)向上した他、「G」の内装の質感アップなどが図られました。

トヨタ カローラ アクシオ 2006

更に、1NZ-FE型エンジンにターボチャージャーを装着し、アウトプットを最高出力150ps/最大トルク20kgmまで高めると共に、専用の足回りや内外装を備えるコンプリートカー「GT TRDターボ」が発売されました。次いで翌2010年4月に実施された一部改良で、1.5L FF CVT車の燃費が更に1.4km/h向上しました。

又、1.8L車のパワートレインがバルブマチック採用の2ZR-FAE型エンジン(FF車:最高出力144ps/最大トルク17.9kgm/4WD車:最高出力133ps/最大トルク16.7kgm)+Super CVT-iに置換され、こちらも燃費が1.2~1.4km/L向上しました。そして2012年5月にフルモデルチェンジが実施され、現行型となる11代目E16♯型に移行しました。

Source: びぃくるず