ランボルギーニ・ウラカンのホイールから出てきた「サビ」その後。ウラカンの「裏面」も見てみよう




| ウラカンのホイールから出てきた「サビ」問題、一件落着 |

さて、先日、突如としてランボルギーニ・ウラカンのホイールから大量に出てきた「サビた水」。
今までに同様の事例はなく、「何か問題があるとヤバい」ということでさっそくランボルギーニ大阪さんに見てもらうことに。

結論から言うと「問題はなく」、色々と検証し考えてみた結果、「様々な偶然が重なった」のだろう、ということに落ち着いています(理論的に、その結論に間違いないと思う)。

ここでその内容を見てみましょう。

一体何これ?ランボルギーニ・ウラカンのホイールから大量のサビが出てきた件

まさに「レアケース」としかいいようがない

まず、こちらがサビの発生源となった「ハブ軸」。
こちらはサビた水が出てきたのと反対側のハブで、かなりサビは「少ない」状態ですが、サビた水が出てきたほうのハブは「完全に赤茶色」状態です。

なお、サビている場所はぼくが想定していたとおり(ハブ軸)で、かつハブ軸のサビ自体は問題ではなく(どのクルマでもサビていて、これはメーカーも織り込み済みな部分)、今回考えるべきは「なぜサビを含んだ水が、突如外に出てきたのか」。

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そこでぼくが考えたのはこう。
これはハブ軸、ブレーキディスク、ホイールの断面図を簡単に作成したもの。

原因としては、おそらく洗車時に「①ブレーキディスクとベル(ハウジング)との接合面」から水が入って隙間からハブ軸へと入り、その水が「②ホイールセンター内側のくぼみ」に溜まって、その水がハブ軸とさらに接触してサビを発生させ、「③ホイールとセンターキャップとの隙間」から出てきたのだと考えています。

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そこで「なぜ今回、急に水が出てきたのか」ということですが、考えられる原因は下記の通り。

A.前回洗車する際に「①」に対して高圧で水をかけすぎ、それまでよりも多くの水が入った
B.しかも洗車後に放置していた時間が長く、通常であれば走行時に水が飛んでいったり、熱で水が蒸発するはずが、「そう」ならずに溜まったままだった

およそこれらが決定的な理由だと考えていて、対策としてブレーキディスクとベルとの隙間には不必要に高圧で水をかけない、そして洗車後は長い時間放置せずにできるだけ走る、という感じ。

なお、水が外に出てくるのが嫌であれば「③」部分になんらかのシールを行うこともできますが、逆にここから水が抜けないと問題になりそうなので、このあたりはなにも触らないほうが良さそうです。

そしてこちらがランボルギーニ大阪さんにてサビを落としてくれた状態で、すっかりきれいになっていますね。
ただ、サビ防止のためにグリスをドバっと塗ったりすると回転による遠心力で飛び散ったり、入り込んだ水が流れるときにグリスも流してしまい、結果的にホイールを汚してしまうことがあるとのことなので、表面に塗るグリスは最小限。

ちなみにブガッティ・ヴェイロンが登場した際、設計に最も苦労したのは「パワーを上げること」ではなく「回転系」だそうで、これまでにない速度でドライブトレーンが回転することによってグリスが飛び散ったり、それによる油切れが起きるという問題をいかに解決するかということに腐心した、と語られています。

ランボルギーニ・ウラカンの裏側はこうなっている

そして今回、せっかくリフトアップすることとなったので、その裏面もチェック。
フロアはこんな感じでまさに「フラット」。
ガヤルドではアンダーパネルに樹脂製の板を使用していましたが、ウラカンでは固めたフェルトのようなものを使用しています。
その意図は不明ではあるものの、このほうが摩擦に強かったり軽かったりするのかもしれません。



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フロントのセンターから入ったエアはラジエターを冷やしてフロア下へと排出(クモの巣が張ってる・・)。

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センター部にはカバーはなく、もともとのフレーム自体がフラット。
中央にはエンジン(というかオイルパン?)冷却用と思われるNACAダクトがありますね。

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こちらはトランスミッション冷却用?

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ランボルギーニ大阪さんによると、4WDモデルとRWDモデルとではけっこう下回りにも差異があるそうで、それぞれのモデルに応じた最適な作りがなされているようですね。

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そしてアンダーパネルとリアディフューザーがシームレスに接続。

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アンダーパネルはディフューザーのフィンと一体化するように成形されています。

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ランボルギーニ・ウラカンの足回りはこんな感じ

そしてここからはウラカンの足回り。
こちらはリアですが、サスアーム、コントロールロッド、ダンパーにはアウディのロゴ(ある意味ではそのほうが安心感がある)。

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手前に見える黒いキャリパーはパーキングブレーキ用。

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これについては「独立」して設置される場合もあれば、フェラーリやアルピーヌのように「ブレーキキャリパーに内蔵」されているものも。

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リアのドライブシャフトはけっこう太く、さすがに高出力車だけありますね。

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こちらはフロント。

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フロントのドライブシャフトは意外と細く、一瞬「大丈夫か」と思うものの、当然これで問題はないものと思われます。

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今回は思わぬ事例で入庫することとなりましたが、ランボルギーニ大阪さんのサービス担当の方々からは色々なお話を伺うことができ、かつ自分のウラカンの裏側も見ることも叶い、けっこう楽しい経験であったと思います。

今回サビが出たのは「左リア」のみではあるものの、念のために右のリアも見てくれたり、タイヤ空気圧もチェックしてくれたり(知らないうちに抜けてた)、と丁寧に作業していただいて大変感謝。

これでまた安心してウラカンに乗ることができますが、この場を借りてお礼申し上げます。

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ほかの画像はFacebookのアルバム「ランボルギーニ・ウラカンの裏側」に保存しています。

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Source: Life in the FAST LANE.




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