アウディ「e-tron quattroの受注は1万台を超えた」。ただし現在EV市場は”限られた顧客”の奪い合いで拡大してない?




| おそらく継続して販売を伸ばすのは難しい |

アウディによると、初の量産EVである「e-tron quattro」の予約受注が1万台を突破した、とのこと。
これは発表から10日あまりで達成した記録ということになるものの、テスラ・モデル3の「発表から2週間で40万台」に比べるとまだまだな数字。

なお、テスラのSUV、モデルXの2017年における納車は(欧州だけで)12,700台だとされており、これから受注がさらに増えるであろうアウディe-tron quattroとテスラ・モデルXでは「どっこい」な納車台数になるのかもしれませんね。

やっぱり誰も興味無いだろうな。アウディ初の量産EV「e-tron quattro」発表、約850万円から

購入している客層は不明

なお、現時点でアウディe-tron quattroを注文している国や、属性は明かされておらず、どんな人が買っているのかは謎。
ポルシェも先日(台数は非公開ながら)その新型EV「タイカン」の受注が好調だとしており、その多くはテスラ・モデルSからの乗り換えだとしています。

加えて、「乗り換え」の理由としては「タイカンのようなスポーティなEVを待っていた」というものが多くを占めるとされ、新しいマーケットを作り出したと言うよりは、「テスラのシェアを食った」とも言えそう。
これを裏返すと、EVはまだまだ「一般には普及しにくく」、今のところは特定の人が買うものであって、その特定の人を各社が取り合う、ということになるのかもしれません。



となるとアウディe-tron quattroについても「テスラ・モデルXのパイを奪った」とも考えられますが、この小さな市場において、さらにメルセデス・ベンツEQCが参入し、その他多くのメーカーがなだれこんでくるであろうことを考えると、いずれEV市場は「飽和」する可能性も。

現在EVを購入しているのは一部の富裕層や、「EV優遇が行き届いている国の人」、そして「ガソリンエンジン車が近い将来乗れなくなる国の人」だと考えられ、まだまだ一般の人にとっては「手が出ない(アウディe-tron quattroは1000万円以上する。その割に環境性能以外はガソリン車に勝る部分が少ない)」乗り物で、限られた人しか興味を示さない乗り物なのかもですね。

それをアウディはよく理解しているのか、e-tron quattroについては「すべて受注生産」としており、展示車や試乗車、もちろん在庫車も用意しない、とのこと(メーカーとして数台は用意し、展示・試乗イベントなどは限定して行うと思われる)。

こういった状況を鑑みるに、将来的な懸念があるのはやはりポルシェで、ポルシェは先日も「EV特化」を発表したばかり。
しかし「一部の人しか買わない」、そして成長市場とはいえないEVマーケット偏重はともすると「大失敗」となる可能性もあり、ちょっと心配な部分でもありますね。

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Source: Life in the FAST LANE.




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