ちょっと待って!マクラーレンF1(MP4/2)のエンジンを積んだポルシェ930ターボが公式に登場。もしかすると販売されるかも




| マクラーレンF1マシンのエンジンを搭載したポルシェ911が登場 |

イギリスのレーシングカーファクトリー、Lanzante(ランザンテ)がポルシェ930ターボに本物の、そして実際にレースに使用されたF1マシンのエンジンを搭載した車両”ポルシェ911 TAG ターボ F1( Porsche 911 TAG Turbo F1)”を公開。

なお、このエンジンは「TTE P01(1.5リッターターボ)」で、1984-1987年に使用されたもの。
そしてLanzanteはこの一台のほか、さらに11台のポルシェ911 TAG ターボ F1を製造する許可を得た、と自身のインスタグラムにて述べています。※ということは販売されることになりそう。ルーフ×ウイリアムズの”911DLS”よりスゴいかも

当時のマクラーレンF1に積まれるエンジンはポルシェ製だった

今回このポルシェ911 TAG ターボ F1を公開したのはポルシェの祭典「レンシュポルト・リユニオン」。
マクラーレンの協力を得てF1マシン(MP4/2)とともに展示されています(この場に登場したということは、ポルシェもこの存在を認めたということになる)。
そしてこのマシンは1984/1985年いてコンストラクターズ・チャンピオンを、1984/1985/1986年にはドライバーズ・チャンピオン(1984年はニキ・ラウダ、残りはアラン・プロスト)を獲得した、栄光に輝くマシンとしても有名。

そこで「なぜこれをポルシェに積むのか」ということですが、このF1マシンに搭載されたエンジンは「ポルシェ製」。
スポンサーが「TAG=テクニーク・ダバンギャルド」、製造がポルシェということで、エンジンには「Powered by PORSCHE」、そして「TAG(Techniques d’Avant Garde)」、さらに「Turbo」の文字が刻印されています。

ちなみにホイールは「RUF」製ですね。

tag-porsche911

TAGはサウジアラビアのビジネスマン、マンスール・オジェ氏が経営する会社ですが、マンスール・オジェ氏はマクラーレンの大株主としても知られるところ。
ちなみに腕時計の「TAGホイヤー」は、レースのタイムキーパーを行っていた「ホイヤー」をTAG社が買収して「TAGホイヤー」へと社名変更していますが、その後1999年にTAGホイヤーはルイ・ヴィトン筆頭のLVMHグループに売却されることに。

ホイヤーは古くから「カレラ」「モナコ」等の名作を発表していて、「TAGホイヤー」となってからは「フォーミュラ1」や「S/el」をリリースし、近代化の波に乗っていますね(最近はLVMH傘下にて、ウブロの影響を受けたデザインを持つ腕時計を発売している)。※ホイヤーの歴史は公式サイトにて



最近気になる腕時計、タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー01(ダブルスケルトン)

なお、この1.5リッターV6ツインターボエンジンのレッドラインは10,000回転以上ですが、今回930ターボに搭載するにあたって9,000回転にこれを抑えてドライバビリティを向上。
出力については不明ではあるものの、F1マシンに搭載されていた際の出力は1000馬力程度とも言われており、レッドラインを下げたとしても700~800馬力くらいは出ているのかもしれません。

インテリアは比較的シンプルで、それがまたこのクルマのストイックさを物語るところ。
ただしメーターやマットなどいたるところに「TAG Turbo」の文字が見られます。

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Lanzanteって何よ・・・

なお、気になるのがLanzanteというファクトリー。
LanzanteはマクラーレンP1のサーキット走行専用モデル、「P1 GTR」を公道走行可能なスペックへとコンバートすることでも知られます。

ただ、これは「勝手」に行っているのではなく、ちゃんとマクラーレンのお墨付き。
ランザンテはイギリスにある自動車のレストアやレーシングカー制作を行うファクトリーで、1970年にレーシングドライバーのポール・ランザンテ氏によって設立されています。
現在会社の指揮を執るのは息子のディーン・ランザンテ氏。

なぜマクラーレンからお墨付きをもらっているのかということですが、ランザンテは1995年のル・マンにてマクラーレンF1 GTRで出場して優勝を記録しており、これが現在の「マクラーレン・スペシャリスト」として認められたわけですね。
その後ランザンテはマクラーレン専門のサービスセンターを開設し、マクラーレンの承認を得て「マクラーレンP1のサーキット走行専用モデルである”P1 GTR”を公道仕様へとコンバートした”P1 LM”」を作成することになり、最近だとこれの「ロングテール」バージョンを制作したことも知られています。

今回はマクラーレンではなく「ポルシェ」ではありますが、まず間違いのない技術を持っていると考えられ、レーシングカーを公道走行仕様へと変更するスキルも持ち合わせているので、今回のポルシェ911 TAG ターボ F1も相当な完成度、そしてパフォーマンスを持つと考えて良さそうですね。

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VIA:Instagram/Lanzante

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