マクラーレン「ハイブリッドで他社に先んじる」「年間生産台数は6000台以下に留める」




| マクラーレンは今後18のニューモデルを追加し、ハイブリッドへと移行 |

Gazooにて、マクラーレン600LT国内お披露目の際にマクラーレンへとインタビューした内容が掲載に。
これはマクラーレン・オートモーティブグローバル・ヘッド・オブ・プロダクトのアレックス・ロング氏が答えたものとして報じられていますが、先ごろ発表された、マクラーレンの新しい中期計画「トラック25」から話がスタート。

これによると「(既報の通り)2015年までに18モデルを投入」するのがプランの核だとされ、現在「アルティメットシリーズ(P1の属するカテゴリ)」「スーパーシリーズ(720S)」「スポーツシリーズ(600/570/540系)」という構成についても変化はなく、そしてそれぞれのモデルにニューモデルを投入することを明らかにしています。

マクラーレンはあくまでもパフォーマンスを追求

さらにはこれからの7年間において「ハイブリッド」を重要技術だと位置づけ、「ハイブリッド」「軽量」をブランドの強みとしてライバルに先んじる、と発言。
なおフェラーリについては、2019年以降に発売するモデルがすべてハイブリッド(つまりポルトフィーノが最後のガソリンエンジンモデルとなり、ランボルギーニも次世代のV12/V10モデルをハイブリッド化する、と明言していますね。

そして「アルティメットシリーズ」についてはP1の後継モデルを投入予定ではあるものの、「技術的ななブレークスルー」を実現したモデルが必要だとしており、P1登場から10年後、つまり2023年あたりに登場する模様。

なお、ポルシェは918スパイダーの後継について、やはり「ブレイクスルーが無い限り、後継はない」とも発言しており、各社ともフラッグシップには「それにふさわしい内容でないと発売できない」と考えていることもわかります。

今後は「買いやすい」モデルサイクルを確立

そして「スーパーシリーズ」「スポーツシリーズ」については、現在確立された流れとして「クーペ発売」→「スパイダー発売」→「ロングテール(LT)発売」というものがあるとし、ライフサイクルの最後にロングテールを発売するのが恒例となりつつあるようですね。
興味深いのは、前出のアレックス・ロング氏が「これによって、どういったモデルがいつ出るのかを顧客に示すことができ、中古車の価格も安定」と語っていること。

ここ2-3年より前のマクラーレンはまだまだ展開が安定せず、とくにMP4-12Cは発売後すぐにアップデートされ、そして販売を休止し、そのまま製造中止に。
こういったことが続くと「安心して買えない」ということになりますし、「(購入した後に)売りにくい」のも間違いなく、たとえ購入を考えたとしても「買ってもすぐバージョンアップされたり、モデルチェンジするのでは」という不安があって購入に踏み切れないことも。



その点、フェラーリは4-5年で改良が入り、ランボルギーニも5年でフェイスリフトを行って「都合10年」のライフサイクルが確立されていることが市場に浸透しているので、買う方にとっても「安心」できるわけですね。

加えてアレックス・ロング氏は「LT」について「パワー、ダウンフォース、軽量化」をハイパフォーマンス化のレシピとして活用してゆくことを述べており、「LT」はそのモデル末期の定番となりそう。
そして同氏は「600LT」にスパイダーが登場することも明言しており、これも既定路線と言える流れですね。

ちなみに今回の「600LT」の登場によって「スーパーシリーズ」と「スポーツシリーズ」とが近くなったのではという問いに対し、「今後さらにスーパーシリーズは進化し、スポーツシリーズとの差はむしろ大きくなる」とも語っているので、マクラーレン720Sのフェイスリフトモデルは「さらなる高み」へ行く、ということになるものと思われます。

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SUVは「絶対ない」。生産は「6000台が上限」

さらにアレックス・ロング氏は「SUVはマクラーレンにとって”絶対にない”」と述べ、これは今までにもほかのマクラーレンのキーパーソンが語ってきたとおり。
あくまでもブランドのコアバリューは「軽量性」「ミッドエンジン」「2シーター」「ハイパフォーマンス」ということになる、とのこと。

そしておそらく今回初めて語られたのが「年間生産を6000台に絞る」という内容。
マクラーレンは工場も新設し、「年間1万台の生産キャパがある」とも語っているので、余った「4000台」はほかメーカーのクルマを作ることになるのかもしれません。

なお、マクラーレンがBMWブランドのスーパーカーを生産する、という話は何度か出ていますね。

マクラーレンCEO語る。「新設カーボン工場のキャパは年間1万台。他社のカーボンフレーム作るかも」

ちなみにマクラーレンが「6000台を上限」と語るのは、それ以上生産すると希少性を保てなくなるから、としています。

現在マクラーレンの生産は3,340台/年ですが、マクラーレンはこれ(6,000台)を2024年頃に達成すると考えているようですね。
ちなみに主要スーパーカーの生産台数は下記の通り(2017年)。

ランボルギーニはスーパースポーツについてその生産を現在と同じくらいに絞るという意向を示していますが(もちろんマクラーレンと同じ理由)、そのかわりに数を販売するのは「ウルス」。

各メーカーとも様々な戦略を持っている、ということになりそうです。

マクラーレン 3,340台(+10%)
ランボルギーニ 3,815台(+10%)
アストンマーティン台 5,117(+58%)
フェラーリ 8,398台(+4%)
ポルシェ 246,375台(+10%)

 

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Source: Life in the FAST LANE.




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